金融用語集

コンプライアンス
コンプライアンスとは、企業や特定の団体が、営業活動を行う上で世間一般や従業員に対しても守るべき倫理観のことです。企業における倫理感とは、会社法などの法律を基にして形成されたもので、現在の企業経営の健全性などを推し量るための判断基準の中枢となっています。
また、企業が経営や営業活動を行う上で、守るべき法律をしっかりと守れるように管理統制に励むことも指します。最近では、いわゆるブラック企業なども問題になっており、従業員やお客様の不満や疑問をなくすために、専用のコンプライアンス対策部署やチームを設けている企業もあるほどです。

従来の意味や取り組みに加えて、コンプライアンス対策は大きな発展を見せています。企業の倫理観や、法令を厳しく守ること以外にも、その時代ごとの変化に柔軟に対応しつつニーズに的確に応えていくという理念が加わりました。社会情勢は、その時代ごとに克明に変化していくものです。それらに敏感に対応していかなければならない企業などにとっては、当然のことと言えるかもしれません。各企業では、コンプライアンス対策部署を設けるなどの他、監査機能を設置するなど独自の方法を用いて取り組みを行っています。

文責：グランネット

※2020年10月末日現在の情報を元につくられております。