金融用語集

介護保険
介護保険とは、生活において介護が必要な方に、介護を受けるための費用の一部を給付する保険のことです。
医療保険と同じ仕組みであり、国民が保険料を負担して、介護が必要な方に給付される仕組みになっています。40歳以上の国民がこの介護保険の被保険者となり、介護保険料は加入している健康保険とともに徴収されることになっています。

介護保険の給付は、この被保険者が納める介護保険料と税金から支払われます。
介護サービスを受けるためには1~3割の自己負担が必要となりますが、残りの7~9割は介護保険料と税金で成り立っています。

給付を受けるためには、各市町村や専門機関に手続きをする必要があり、どの程度の介護が必要かどうかの審査があります。
要介護・要支援などの判定が行われ、給付を受けられると判断された時に利用できます。手続きを行えば、介護保険制度によって介護負担が大幅に軽減できるようになります。

在宅介護・通所型サービス・滞在型サービス等だけでなく、介護ベッドなどの福祉用具のレンタルサービスや、手すりをつけたりバリアフリーにするなどの住宅改修などにも適用されます。
また、基本的には65歳以上の要介護、要支援状態の方に適用される介護保険ですが、65歳未満の方でも特定室病の場合には保険が適用されます。現在介護に圧迫されているという方は一度確認してみると良いでしょう。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。