金融用語集

仮想通貨
仮想通貨とは、国家が価値の保証をしていないデジタル資産のことです。国家が価値を保証している通貨を法定通貨と呼びますが、仮想通貨はその対極にあります。また実体をもたないデジタル資産で、取引がインターネット上で行われるのも仮想通貨の特徴です。

実体がない仮想通貨ですが、できることは法定通貨とさほど変わりありません。物品やサービスを利用した際の決済に仮想通貨が利用できるほか、ネットを介して送金したり融資などに仮想通貨が利用されることもあります。さらに、仮想通貨と法定通貨を交換することも可能です。このような特性があることから、仮想通貨は社会において一定の経済的価値を認められています。

仮想通貨が経済的価値を認められる一端となっているのは、暗号化のテクノロジーが大きく関係しています。仮想通貨は暗号化のテクノロジーが駆使されていて、偽造や支払いトラブルを未然に防げるようしっかりと構築されています。仮想通貨が経済的価値を認められているのは、このようなバックボーンがあるからです。

ただ、仮装通貨は数え切れないほどたくさんの種類があることや、価値の上下動が激しいこともあり、まだ法定通貨ほどの信頼を得られていません。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。