金融用語集

変額保険
変額保険とは、投資信託などの運用実績によって、満期で受け取ることのできる保険金額が変動する保険商品のことです。

例として、35歳の男性が保険金額1000万円の変額保険に加入したとします。保険期間は60歳が満期で、保険料の払込期間も60歳までです。そして、毎月の保険料は約2万8000円です。変額保険では、毎月支払われる2万8000円の保険料を元手に、保険会社の運用担当者が株式や債券などに投資して、運用していきます。株式投資や債券投資においては、利益がでる場合があれば、損失を被る場合もあります。
仮に、60歳で満期を迎えたときに、運用で利益が大幅に出ている場合には、1300万円の満期保険金を受け取ることができます。

一方、保険期間が満期を迎えた時点で運用が失敗しており、支払った保険料の総額を大幅に下回る金額の満期保険金を受け取るケースもあります。35歳の男性は25年間で約800万円の保険料を支払ったわけですが、受け取る満期保険金が700万円となってしまうケースも存在します。

このように、変額保険はリスクを十分に知った上で入るべき保険と言えます。
なお、多くの変額保険では、死亡保険金や高度障害保険金については、あらかじめ最低保証金額が設定されています。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。