金融用語集

終身医療保険
終身医療保険とは、保障が一生涯続く医療保険のことです。
保険に加入した時の保険料がずっと変わらないため、若いうちに加入しておくと安い保険料のままで済むこと、保障が一生涯続くので老後の医療保険について心配しなくてよいことが最大のメリットとなっています。

通常、保険料は年齢が上がるごとに高くなります。また、大きな病気などにかかるとしばらく医療保険に加入できない、または保険料が高くなってしまうということもあります。そのため、60歳70歳の頃に定期医療保険の期間が終了して、改めて医療保険に入ろうと思うと、とても高い保険料が必要になることも多いです。終身医療保険は、若い健康なうちに保険に加入することで、安い保険料でしっかりとした保障を老後も受けられるにしようという保険です。その代わり、若いうちは保険料が一定の年齢までしか保障が受けられない定期型の保険に比べて、割高になってしまう傾向があります。

保険料の払い込みに関しては、一生払い続ける終身払いと、60歳や65歳など一定の年齢までに先に支払う方法があります。先に支払っておくことで後々保険料を払う必要が無くなりますが、その代わり終身払いに比べて割高となっています。終身払いの場合は、加入した時の保険料を払い続ける形となります。

デメリットとしては、途中で保険の内容の見直しができないことです。加入した条件で一生涯保障を受けるという契約になるので、途中で見直しをしようと思った場合、一度解約して改めて保険に入る必要があります。
終身医療保険はメリット・デメリットどちらもありますが、老後の医療費が心配だという方に最適な保険と言えます。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。