金融用語集

ROI
ROIとは「Return On Investment」の略で、投資した資本に対してどのくらいの利益・効果が得られたのかを表す指標です。
日本語では「投下資本利益率」、あるいは「投資利益率」と呼ばれます。
ROIを求める計算式は、利益÷投資額×100です。このROIが高ければ高いほど、投資の効果が高いと言えます。

例えば、50万円の投資で利益が100万円の場合、100万÷50万×100で、ROIの値は200%となります。この場合、投資した額より利益の方が高いため投資は上手くいったとみなされます。逆に、利益が200万円あったしても、投資に500万円かかった場合は、200万÷500万×100でROIの値は40%となり、同じ利益でも、この場合は投資した額が回収できていないことがわかります。

このように、ROIは規模の違う会社、事業であっても容易に比較ができるという点で優れています。
ROIを分析することは、投資をする際に、どこにどれくらい投資をすれば良いかを判断する材料になります。また、行った事業に対しても、投資はうまくいったのか、どれくらい効果があったのかということを数値にして表してくれ、これから行う事業の可否を判断する材料として活用することもできます。

文責:グランネット

2020年10月末日現在の情報を元につくられております。